「いい家」ブログ すみここち

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空気をきれいに保つ秘密(その3)

上質な換気は、その存在感を感じさせません。
いかにもそこで、ブンブンうなり音を上げて
「がんばって仕事しています!」ということでは困ります。
空気をきれいに保つ秘密(その3)は
「音が静かであること」です。

機械換気のもっとも安価な方法は
トイレや浴室、キッチンのレンジフードを24時間運転させて
利用する方法です。
ニオイや湿気が発生するこれらの室で、たいていの場合は何かしらの
排気型の換気扇が設置されることと思います。
これまで、これらは必要な時だけスイッチを入れて使われていました。
例えば、キッチンで調理すればレンジフードをONにする。
調理が終わればOFFにする。
これを、24時間換気に利用しよう!というのがそれです。
どっちみち設置する換気扇ですから、これを法が要求する24時間換気
に利用しようと考えるのは、コストダウンの観点からはとても有効
な考え方と思われます。

ですが、実際はどうでしょう?
例えば冬の雪が降りしきる寒い日に、家族でテレビを見ています。
「今日は特に冷えるねぇ」
「そうだねぇ。あれ?あのブーンって鳴ってるやつ、
あれのせいじゃないの?」
「とめちゃうか。テレビも聞こえにくいし…。」

こうなっては、せっかく高性能な、高断熱で高気密の家を建てた
としても、室内の空気がよくない家になってしまいます。。。

換気は、人知れず黙々と、しかし着実に仕事をしてくれるような
そんなシステムが理想的です。
(どこかのお父さんにもいらっしゃいそうです。*^-^*)
機械ばかりに頼ってもいけません。
間取りのプランニングも重要です。
音は、夜、静かになるとより感じやすくなります。
天井裏に設置する場合にも、できるだけ寝室の真上とならない
場所に計画する必要があります。
ハードとソフトと、よく吟味して選ぶことが重要ですね。

施工例を追加しました

今月完成しました「SA-SHEの家」を1件追加しました。
施工実例「邸別ギャラリー」よりご覧ください。

県内2件目の涼温換気の家。
10月初めに開催した完成体感会では、ご近所の方も多くおこし頂き
家づくりについていろんなお話をさせて頂きました。
古い団地のために、建替え済みの方も何組かいらっしゃいましたが
外断熱や樹脂サッシをご存知の方はまずいらっしゃいません。
「この窓はペアガラスですか?」というご質問は多いです。
ペアガラスはもはや当たり前になっている感ですね。
もう少し家づくりにお詳しい方ですと「LOW-Eガラスですか?」
というご質問も増えてきました。
ですが「樹脂サッシ」はまだまだ認知が低い感じがします。
ご近所の皆さまには、もし家づくりをお考えでしたら、あるいは
お考えの知人の方がいらっしゃいましたら、ぜひこの樹脂サッシを
そして外断熱という工法、センターダクト方式の換気方法をご検討
ください、とお話しさせて頂きました。
また雪の降る時期になりましたら、ぜひまたお訪ね頂いて
実際の住み心地をご確認いただきたいと思います。
(お訪ねの際はぜひ当社へご一報頂ければ幸いです。*^-^*)

空気をきれいに保つ秘密(その2続き)

先のブログでは、「給気ダクトが汚れにくい構造となっていること」
として、センターダクト方式が優れている点を箇条書きでご紹介
しました。
これをもう少し詳しくご紹介します。
 

①センターダクトは大口径で直線的
一般的には、給気ダクトは口径10cmのジャバラのホースが使われます。
イメージは掃除機のホースのような感じです。
これが壁の内部や天井裏を通り、各部屋の天井に設置された給気口と
結ばれます。
壁の内部や天井裏では、複雑にくねくねと曲がって配管されることに
なります。
この細さと曲りのために、空気の圧力が落ちてしまいます。
するとダクトの中にホコリが溜まってしまうということになります。
センターダクト方式は、これに比べて口径が20cm(または25cm)と
大きく、曲がる部分もないので空気の流れはとてもスムーズ。
それでホコリが溜まりにくい、ということになります。

②フィルターが組み込める
では一般的な換気方法でもダクトが汚れないように、システムの途中に
フィルターを組み込んだらいいのではないか?と考えそうなところです。
ですが一般的には、上記のように細いダクトがくねくねと曲がって配管
されるために、ダクトの途中で空気の圧力が落ちてしまいますので空気
抵抗の大きいフィルターをシステムの途中に組み込むという訳には
とても行きません。
安易にそんなことをすれば、フィルターで圧力が落ちて、各部屋には
とてもじゃないですが空気を送ることなどできなくなってしまいます。
センターダクト方式なら、ダクト内での圧力損失が極めて少ないので、
フィルターを組み込むことができるということです。
お住まいの方には、このフィルターのお掃除を時々して頂くということ
になります。

③点検口から掃除が可能
一般的な換気方法の場合、細く、くねくねと曲がった配管の内部は
とても掃除することは難しいです。
センターダクト方式は上記のように、給気ダクトは十分に汚れにくい
構造になっている訳ですが、万が一に備え、ダクト内を掃除することも
できるように、点検口を設けています。

このように、SA-SHEの家は特に給気の空気質に配慮した家と
なっています。
次は、もうひとつ忘れてはならない秘密(その3)です。

空気をきれいに保つ秘密(その2)

「いい家」をつくる会では、換気がきれいな空気を供給し続ける条件
として、以下の3つを挙げています。

1.給気用のダクトが汚れにくく、点検しやすく、掃除ができること。
2.機械の性能が良く、音が静かで、ランニングコストが安く
  安全であること。
3.定期的にフィルターを掃除する人がいること。

先の「空気をきれいに保つ秘密(その1)」では、上記3.についての
具体的な内容をご紹介させて頂きました。
よりよいシステムには、その商品としてのモノの条件と、運用する
ヒトの条件とが組み合わさって、高いパフォーマンスを発揮する
という場合が多いですね。

さて、それでは改めて私の方では空気をきれいに保つ秘密
その2として
「給気ダクトが汚れにくい構造となっていること」
をご紹介します。

家は「建てたら終わり」ではありません。
建てたところから家の一生は始まります。
完成直後はもちろんどんな家でもきれいに仕上がっているものです。
換気のダクト内も当然きれいになっているものです。
ですが、5年、10年とお住まいされるうちに、だんだんと汚れてくる
はずです。(換気のしくみ比較)
多くのお宅では、もしも給気ダクトを使っている家であれば、その
汚れたダクトを掃除できる構えにはなっていないものと思われます。
掃除ができることはもちろん大事な要素ですが、そもそもは「汚れ
にくいつくりになっている」というところがポイントです。

センターダクトは大口径で直線的。
曲がるところがないので、汚れが溜まるということが起きにくい。
曲がるところがないので、給気をストレスなく送ることができる。
ダクト経路上での給気のストレスがないので、システム上に
「フィルター」を入れることができる。
フィルターで外気を浄化してからダクトで送る。
結果、システム全体が汚れにくい構造となる。
そして万が一、汚れたとしても点検口から掃除することができる。

(工事中のセンターダクト)

また詳しくご紹介したいと思います。

ご来場ありがとうございました

10月5日(土)6(日)の2日間、射水市内にて開催しました
涼温換気・SA-SHEの家 完成体感会へたくさんのご来場
を頂き、誠にありがとうございました。

先月の体感会は、雨、台風と、たいへん悪条件での開催でしたが
今回はとてもいい天気で…良すぎて暑いくらいでした。

温度計も、昨日はこんなでした。
(上:室外気温、下:室内気温)
涼温換気の1台のエアコンで、室内はとっても快適!
ご来場の皆さまにもたいへん分かりやすい見学会日和となりました。

今回建替えのために、工事期間中、仮住まいをされていた施主様は
「いや~、今年の冬は寒かったし、夏は暑かったし、ほんとにたいへん
だったよ」としみじみ語っておいででした。
これでもう、つらい冬と夏から解放されます。
最後に皆で記念撮影をしてお別れしました。
この場を与えてくださいました施主様、本当にありがとうございました。

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