「いい家」ブログ すみここち

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空気をきれいに保つ秘密(その2続き)

先のブログでは、「給気ダクトが汚れにくい構造となっていること」
として、センターダクト方式が優れている点を箇条書きでご紹介
しました。
これをもう少し詳しくご紹介します。
 

①センターダクトは大口径で直線的
一般的には、給気ダクトは口径10cmのジャバラのホースが使われます。
イメージは掃除機のホースのような感じです。
これが壁の内部や天井裏を通り、各部屋の天井に設置された給気口と
結ばれます。
壁の内部や天井裏では、複雑にくねくねと曲がって配管されることに
なります。
この細さと曲りのために、空気の圧力が落ちてしまいます。
するとダクトの中にホコリが溜まってしまうということになります。
センターダクト方式は、これに比べて口径が20cm(または25cm)と
大きく、曲がる部分もないので空気の流れはとてもスムーズ。
それでホコリが溜まりにくい、ということになります。

②フィルターが組み込める
では一般的な換気方法でもダクトが汚れないように、システムの途中に
フィルターを組み込んだらいいのではないか?と考えそうなところです。
ですが一般的には、上記のように細いダクトがくねくねと曲がって配管
されるために、ダクトの途中で空気の圧力が落ちてしまいますので空気
抵抗の大きいフィルターをシステムの途中に組み込むという訳には
とても行きません。
安易にそんなことをすれば、フィルターで圧力が落ちて、各部屋には
とてもじゃないですが空気を送ることなどできなくなってしまいます。
センターダクト方式なら、ダクト内での圧力損失が極めて少ないので、
フィルターを組み込むことができるということです。
お住まいの方には、このフィルターのお掃除を時々して頂くということ
になります。

③点検口から掃除が可能
一般的な換気方法の場合、細く、くねくねと曲がった配管の内部は
とても掃除することは難しいです。
センターダクト方式は上記のように、給気ダクトは十分に汚れにくい
構造になっている訳ですが、万が一に備え、ダクト内を掃除することも
できるように、点検口を設けています。

このように、SA-SHEの家は特に給気の空気質に配慮した家と
なっています。
次は、もうひとつ忘れてはならない秘密(その3)です。

空気をきれいに保つ秘密(その2)

「いい家」をつくる会では、換気がきれいな空気を供給し続ける条件
として、以下の3つを挙げています。

1.給気用のダクトが汚れにくく、点検しやすく、掃除ができること。
2.機械の性能が良く、音が静かで、ランニングコストが安く
  安全であること。
3.定期的にフィルターを掃除する人がいること。

先の「空気をきれいに保つ秘密(その1)」では、上記3.についての
具体的な内容をご紹介させて頂きました。
よりよいシステムには、その商品としてのモノの条件と、運用する
ヒトの条件とが組み合わさって、高いパフォーマンスを発揮する
という場合が多いですね。

さて、それでは改めて私の方では空気をきれいに保つ秘密
その2として
「給気ダクトが汚れにくい構造となっていること」
をご紹介します。

家は「建てたら終わり」ではありません。
建てたところから家の一生は始まります。
完成直後はもちろんどんな家でもきれいに仕上がっているものです。
換気のダクト内も当然きれいになっているものです。
ですが、5年、10年とお住まいされるうちに、だんだんと汚れてくる
はずです。(換気のしくみ比較)
多くのお宅では、もしも給気ダクトを使っている家であれば、その
汚れたダクトを掃除できる構えにはなっていないものと思われます。
掃除ができることはもちろん大事な要素ですが、そもそもは「汚れ
にくいつくりになっている」というところがポイントです。

センターダクトは大口径で直線的。
曲がるところがないので、汚れが溜まるということが起きにくい。
曲がるところがないので、給気をストレスなく送ることができる。
ダクト経路上での給気のストレスがないので、システム上に
「フィルター」を入れることができる。
フィルターで外気を浄化してからダクトで送る。
結果、システム全体が汚れにくい構造となる。
そして万が一、汚れたとしても点検口から掃除することができる。

(工事中のセンターダクト)

また詳しくご紹介したいと思います。

空気をきれいに保つ秘密(その1)

いい家は、空気がきれいでなければなりません。
そしてそれは、いつまでもずっと続かなければなりません。
では、空気をきれいに保つヒミツとは?

それは…
 (1) まずは「自分でメンテができること」です。

以下は日経ホームビルダーという雑誌の記事からです。

これは新築から8年間、全く掃除がされなかった換気扇内部の
熱交換素子とフィルターです。
ホコリや虫の死骸がびっしりとくっつき、カビがこびり付いています。
「家中がカビ臭い!」という施主様の訴えから、調べてみると
こうなっていたということです。

「換気扇はメンテが重要です。 メンテをしないとこうもなりかねません。
お施主様、しっかりメンテしてください!」
私たち業者がお施主様にそのようにクチで言うのは簡単ですが、
果たしてこうなってしまった原因は施主様だけにあるのでしょうか。

これは『「いい家」が欲しい。』の本の中の挿絵です。
もしも、換気のメンテ方法がこのような家だったとしたら
不安定な脚立の上で、いつ足を踏み外すかもしれない…
万が一、ふたを開けて中から虫でも落ちてきたら…
そんな不安に苛まされながら作業しなければならない家だとしたら
施主様はいつまでも継続的にメンテができるでしょうか。
換気のメンテはもっと安全に、確実にできるつくりになっていなくては
ならないものであると考えます。
私たちは、特にこうしたところに配慮した家づくりを行っています。
これだけではなく、もっともっとたくさんのノウハウがあります。
明日、明後日の体感会、ぜひ会場でご確認くださいませ。

CDご見学受付中!

センターダクト(CD)のご見学をお承りしております!

現在、射水市内にて工事中のお宅に、涼温換気用のCDを設置しました。
施主様のご厚意により、ご希望の方には工事現場をご見学頂けます。
ご見学の条件は『「いい家」が欲しい。』をお読み頂いていること。
工事の進捗がございますもので、7月上旬ころまでの期間限定デス。
ぜひメールかお電話にて「CD見学希望」とお問い合わせください。

新換気の画期的加湿方法

冬は、お部屋の過乾燥にお悩みの方も多いと思います。
(ii-ie.comの談話室でも盛んに語られているところです。)
今日は、SA-SHEならではの画期的な加湿方法について
ご紹介したいと思います。

「自然気化式」という方法はご存知でしょうか。
実際の使用例はこんな感じです。
mg01.jpg






mg02.jpg






その名は「ミスティガーデン」。
使い方はとっても簡単。
器に水を注ぐだけ!
風と室内湿度によって吸水フィルターから湿った空気を送り出す。
電源不要で、ただ置くだけ…という商品。

ただ置くだけでも、コップに置いた水が蒸発する量の約15倍と言っている、この商品。
これを、新換気の給気口の前に置くことで、風を当て、より蒸発量を加速させられる!
単に部屋に置くだけ…というよりも、風を当てるというのがミソです。
これは、新換気だからこそできるワザです!

なんて、えらそーなを言ってますが
実はこれ、当社のOB施主様のアイディアです。^_^;ゞ
とにかく電源不要、騒音・においナシ、管理がカンタン、汚れたら気軽に買い替え…。
そして見た目もなんとも愛らしい
実にナイスアイディア!ではないでしょうか。
実際に発案された施主様によりますと、これだけで5~10%も湿度が改善された
とのことです。
ありがとうございます、施主様。
ぜひ皆さまにご紹介してまいります。

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