「いい家」ブログ すみここち

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換気のしくみ比較

このところ、お問合せや体感ハウスご見学を多数いただいております。
先日ご見学された方からは
「すごくシンプル分かりやすい
構造は、シンプルで分かりやすいことが一番だ。」
と大変うれしいお言葉を頂きました。

いま一度、SA-SHEの家の心臓部ともなる新換気について、他の換気方法とも
比べて見てみたいと思います。kankihikaku.jpg








(図をクリックすると大きくなります。なお、図はあくまでモデルで、実際は少々異なります。)

まずは、一般的な3種換気との比較。
オレンジ色の排気の経路は良く似ています。
しかし、ミドリの給気がまったく異なります。
3種換気は、給気口という壁にあけた穴から外気を取り入れ、天井裏のダクトから引っ張られて
排気されます。
給気口にはスポンジ状のフィルターがついていて、時々これを掃除することになります。
室内側からはわりと手が届く位置にあり、メンテナンスは簡単です。
ただし、「熱交換」ができません。
熱交換できないということは、
例えば冬なら、せっかくの暖かい部屋に、冷たい外気を入れる、ということになってしまいます。

次に、一般的な1種換気との比較。
オレンジ色の排気経路はほぼ同じですが、ミドリの給気が少し異なります。
どちらも1台の換気扇本体で、給気と排気をしているところは同じです。
1台で給気と排気を行うことで「熱交換」が可能となります。
これで、3種換気の弱点だった省エネが改善されます。
ですが、一般的な1種換気は、どうにもダクトが多く、複雑な印象です。

ダクトは、実際はこんな感じです。
duct01.JPG








壁の内部や天井裏に取り付けられます。
ダクトの直径は10cm。
柱がたとえば4寸角なら12cmですから、壁の内部の空間は12cmですので、
そこを通る太さとして一般的には直径10cmとなります。
そしてこれは、「新築時」の写真です。
これが果たして、10年、20年後は一体どうなるんだろう…?

さて、10年後…はこうなります。duct02.jpg









いかがでしょうか。
実際こんな風になってしまいます。
仮に、排気側なら外に出す方ですからまだしも
給気側ですと、なんだかいつも汚れた空気を吸うかのような気がしてしまいます。
また、汚れたらせめて掃除でもできれば…
とも思うのですが、
先の写真のように、壁の中や天井裏をクネクネと曲げられて取り付けられた配管の内部は
とても掃除することはできないでしょう。

そんな点を、CS-HVSは改善しているということです。
まず、給気は大口径直線的
曲がるところが無いから汚れが溜まることも少ない。
万が一汚れたとしても、点検口があるので掃除も可能。

新換気「CS-HVS」は、その大口径で直線的な給気ダクトを建物の中心部に置くことで
いろいろなメリットが出てきます。
また改めてブログでご紹介してまいります。

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