「いい家」ブログ すみここち

|HOME| 06<< 07/12345678910111213141516171819202122232425262728293031>>08

オープンガレージ

オープンガレージというニーズがあります。
7年前に住宅のご新築を頂いたお客さまですが、このオープンガレージの増築をご依頼いただきました。
 
こちら、Before。

 
こちら、After。
家の左前に普通車2台と軽四2台分程度のオープンガレージを増築しています。
軒先は出来るだけ低くして横に長く、ワイドな感じ。

天井には不燃の板を貼りました。

乗入れ部分のピンコロ石は、なんと施主様ご自身によるDIY。
プロのお仕事のような仕上り感です。(^^)

車庫というと普通はシャッターが付いているものをイメージしますが、シャッターの開け閉めが面倒というニーズもあるようです。
また外観としては、家の正面がシャッターとなると、冷たいですとか、閉鎖的な印象がして面白くない、といったご意見も。
HP内では以下のような事例も紹介しておりますのでご参考まで。
  2台用オープンガレージの家
  オープンガレージのある家
  お客様の住み心地(後半のQ7で)

準防火地域と樹脂サッシ

準防火地域と樹脂サッシの関係について、 これから土地をお求めの方の観点から少し見てみたいと思います。

新規に土地取得をお考えの方で、特に「まちなか」をお考えの方はその土地が防火関係の地域指定がなされているか?ということはとても重要な条件となり得ます。
防火の地域指定には、「防火地域」と「準防火地域」があります。
このうち、富山市で言えば「防火地域」はごく中心街だけですので、一戸建ての住宅用地としてあるとすれば、ほぼ「準防火地域か?」を 確認することになるかと思われます。

さて、この準防火地域ですが。
この地域内ですと、私たちが推奨している「樹脂サッシ」が使えない…
ということになる場合があります。
厳密に言いますと、「延焼のおそれのある部分」では使えない、ということです。

この「延焼のおそれのある部分」とは、隣地境界線又は前面道路中心線から1階は3m以下、2階以上の場合は5m以下の距離にある部分のことをいいます。

「じゃ、この距離以上離れれば樹脂サッシは普通に使えるんだね」
と、もちろんそういうことではありますが、なかなか「まちなか」と呼ばれる地域では、敷地の広さも限られたものであることが多く、境界線から3mも5mも空けるということは現実的には難しいですね。
結果、「ほぼ使えない」ということになる…ということです。
一部、樹脂サッシの防火対応品を発売しているメーカーもあるにはありますが、窓種やサイズが限定されるなど、注意が必要です。
特に、窓と言えば代表的な窓種は「引違い」というものですが、この引違いのサッシは防火対応となっていないのが大半です。
防火対応のサッシは、小窓の場合に多い外開き、すべり出し、あるいはFIX(はめころし)といった窓種です。
引違いについてはどうなるかというと、「窓シャッター」と組み合わせることで 防火対応としているものがほとんどです。
準防火地域内で家を建てる場合は、「窓にはシャッターが付く」という姿がイメージされてくるかと思います。

また、ガラスは基本的には「網入りガラス」となります。
網入りガラスは一般ガラスよりも厚さが厚く、ペアガラスとした場合はその厚さ分だけ空気層が薄くなり、断熱性能が低下するということも考えられます。
なお、シャッターで防火対応としている引違いサッシは、網入りガラスにはする必要はありません。シャッターで防火になりますので。
ですが、そもそも防火サッシというのはまちなかのように混み入った地域で、隣家から出火した際に火が移らないために設置するものです。
ということは、窓シャッターで防火するものは、隣家が火災の際にはその窓を一度あけて、窓シャッターを自分で閉めなければならない…ということになるはずです。
燃え盛る隣家を前に、このような行動がはたして本当にできるのか…。
 
そして、最も問題なのが価格です。
防火仕様のサッシは、通常品の2倍からそれ以上となってしまいます。
家1件でいうと、サッシ工事は約100万円くらいにはなりますが、防火仕様となるとこれが200万円以上にはなる、ということです。
土地を買う時点で、不動産屋さんがそこまで教えてくれるかというと、まぁちょっとそこまでは期待できないかと思われますので、「まちなか」をご検討の方はぜひご注意くださいませ。

家づくりナビ2014冬号、発売

家づくりナビ2014冬号が発売になります。

今回の特集は「燃費のいい家に住もう!」
燃費のいい家として「自然」と「テクノロジー」を活かす。
これはもはや、今の家づくりではほぼ常識化した感じがありますね。
風通し、自然光、太陽光発電、スマートハウス…。
実例写真とQ&Aでいろいろ紹介されています。
ただちょっと残念なのは、「換気」については触れられていないこと
ですねぇ。
風通しを考えることはもちろん大事ですが
窓を閉め切って冷暖房する期間というのも実際問題、結構長いもの。
この期間、換気装置が効率的に働くかどうかは、健康かつ快適に
暮らすうえではとても重要です。
また省エネに暮らすためにも、高気密高断熱はもはや必須条件で
そのうえで換気方法にこだわるというのも、ごく自然な流れです。
ぜひまたいろいろな事例もご参考に、換気のことも併せてお考えに
なってくださいませ。

施工例を追加しました

先月完成しました「涼温な家」を2件追加しました。
施工実例「邸別ギャラリー」よりご覧ください。

「外断熱・涼温換気 SA-SHEの家」改め「涼温な家」。
どちらもこの「涼温な家」です。
またどちらも近年「いい家」をつくる会で話題となっている
ダブル断熱をご採用頂きました。
夏の住み心地については、先の見学会の記事の通りです。
体感会 速報!
住み心地が写真でお伝えできないのがもどかしいですが…
将来に向けての価値ある家づくりにご関心をお持ちの方は
ぜひ松井修三著「涼温な家」をご一読頂き、
「いい家」をつくる会をお訪ねください。

創英社/三省堂書店 定価1,200円(税別) です。

体感会 速報!

今日も大変暑い日でした。

私たちは、夏の体感会は暑くなるほどうれしいです!
性能の違いが分かりやすいので。

今日はお昼過ぎの状態で室外35℃を示していましたが、室内はどこも
こんな感じです。
40坪余りのお宅ですが、換気経路に組み込んだ1台のエアコンだけで
どこも同じように快適です。
とにかく床が「ひんやり」します。
当社では、体感会の際はスリッパを基本的にはお出ししておりません。
それはこの「ひんやり」感を感じて頂きたいからです。
素足でご来場のお客様には簡易なスリッパをお出ししておりますが、
ぜひ靴下などお履きの上、ご来場いただけますと、よりその違いを
ご体感頂けることと思います。

「見学会会場では「床下を見たい」と言ってください」
「目を輝かせて床下を見せてくれる作り手は、正直なつくり手です」
体感会は明日までです。
お待ちいたしております!!

カレンダー

06 2025/07 08
1 2 3 4
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

プロフィール

HN:北川 剛
HP:北新建工

ブログ内検索

アーカイブ

アクセス解析