東京での「涼温換気」勉強会にて
東京のマツミハウジングで、新体感ハウスが完成したということで、これの見学会を兼ねた勉強会が開催されました。
松井会長からは、必須の換気、冷暖房設備(涼温換気)を構造の一部として設計・デザインするというポリシーの明確化が大事である、というお話しがありました。
どんなに優れたデザインで有名な設計の先生であっても、その先生が、換気や冷暖房設備をおそらく「構造の一部」として認識されている方は、ほとんどないのではないでしょうか。
これを「設備」として捉えるところから始まりますと、俄然、優先されるものではない、後回しにされるもの…ということになってしまいそうです。
私たち「いい家」をつくる会メンバーは、ここが大きく異なります。
住む人の住み心地を最優先に考えようとすれば、これが後回しになることは考えられません。
この判断が自然とできる私たちは、しっかりと本の精神が宿っているものと確信しました。
また、住宅においては省エネ、環境ということが、近年避けて通れない重要な課題となって来ています。
そんななか、マツミハウジングの新体感ハウスはあえて「太陽光発電を搭載しない」という選択をしました。それは、他でもない「見た目の環境に配慮した」ということ。
太陽光発電は、見た目的に素敵な視覚環境をつくるか?と問われれば、たしかにそうとは言い難い…。
地域のために、景観を犠牲にしてまで自社の体感ハウスに太陽光発電は搭載しないという選択。
涼温換気と全館空調との違いは何か?
それは、換気経路の逆転である。
生活臭など汚れた空気は発生源からすぐに排出する。
要介護のお年寄りがいらして、その介護臭が他室へ移動せずにその場で排出される。
お孫さんも遊びに来たがる家。
今回の勉強会で得たことを、また展開して参ります。
とやま住まい探訪
放送日時
3月25日(金)「ぴったんこカン・カンSP」※終了後22:48~
3月26日(土)「王様のブランチ」直前9:20~
のそれぞれ3分間。
※一部の方には「中井正広の金スマ」終了後とお伝えしておりましたが、局の都合で番組が変わりました。申し訳ございません。
テレビの取材を受けるというのもなにぶん初めてのことでして、とても緊張しまして…。^_^;ゞ
スタッフの皆さまに助けて頂きながら、なんとか撮影を終えました。
お聞き苦しいことかとも存じますが、お伝えしたいのは一貫して「家は住み心地!」
せっかくデザインや間取りにこだわって、時間をかけて、一生懸命つくった家でも、住み心地がよくないのでは何の意味もありません。
テレビの続きは、ぜひ富山市百塚の体感会会場で。
13歳の一歩
私、北川は今回、講師としてお声がかかり、誠に僭越ながらお話しをさせて頂きました。
ご存知の方も多いかとも思いますが、富山県の中学校では「14歳の挑戦」として、中学2年生を対象に職場体験学習事業が行われています。
「13歳の一歩」はその前哨戦として中学1年生を対象に行われる事業で、翌年度の「14歳の挑戦」で生徒さんたちが体験する職場を選ぶ参考とするため、各業界から講師を招いて講義をするというものです。
内容は18講座(6講座×3時限)が開設され、製造業、水産業、看護師、保育士、介護福祉士などなど、多岐にわたる講師が来て、中学1年の生徒さんたちに講義や体験実習がされます。
私は建築士としてお声がかかりましたので、建築業界の幅の広さやその職業観などをお話しさせて頂きました。
「先生」と呼ばれて生徒さんを前に話をするなんて初めてのことで、私にとってはまさに「45歳の挑戦」になりました。^_^;ゞ
パワーポイントを使って、できるだけ分かりやすい話に心がけようと思って準備して来ましたが、どうしても力が入ってくると専門的な話をしてしまいがちに…。
しかし、それでも生徒さんたちは熱心にメモを取るなどして話しを聞いてくれて、とてもいい時間を過ごさせて頂きました。
自分の役割が終わった後、他の講師の方々のお話しも隅の方で聞かせて頂きましたが、どの講師の方もとても熱心に生徒さんたちに接していらっしゃいました。
それぞれの専門の方がそれぞれの分野でしっかりと活動されている、そしてその空気感に将来有望な若者が触れる機会を得られるという素晴らしい機会をつくっておられる先生方、PTAの方々に感謝です。
いい家をつくる会、セミナーにて
松井代表は冒頭の開口一番、皆さんの表情が明るいと。
確かにそうでした。
この不況のご時世に、改めて思うと不思議なくらいに会員の皆さんは明るい表情です。
先行きが見えず、どうしてよいか分からない…
そんな状況にあれば、こういう表情にはなりません。
それはこの会全体が確信的に方向を見定めているからなのだろうと改めて感じました。
どの会員さんも、本当にいろんな取組みをされています。
カフェを併設する人、木工の作業場を公開する人。
そして今回は本を書いた会員さんもいらっしゃいました。
千葉のウスクラ建設さん。
すごいエネルギーです。
いつも参加するごとに「力をもらう」と言っていますが、今回も本当に全国の会員さん方の努力を感じさせて頂きました。
具体的な技術論と包括的な精神論で強力なサポートを得た思いです。
まだまだ力及ばずですが、先進的な全国の会員さんたちに負けないように、一生懸命いい家づくりに励んで参ります。
ツーアクション窓
YKKのトリプルガラス樹脂サッシ「APW430」シリーズに、新たに「ツーアクション窓」が発売になりました。
福士蒼汰さんのTVCMも話題ですね。
http://www.ykkap.co.jp/apw/apw430/sp/
さて、この窓。
「ツーアクション」というのはYKK独自のネーミングでして、一般的には「ドレーキップ」と呼ばれるタイプの窓です。
「一般的には…」と言いましても、あまり見かけることは少ないかとも思います。
ドレーは内開き、キップは内倒し。
二つの開き方をするのでYKKでは「ツーアクション」というネーミングにした、ということです。
なぜ見かけることが少ないのか?なのですが…。
そもそもこのドレーキップという窓種は、アルミサッシやアルミ樹脂複合サッシには存在しません。
一般的なアルミサッシやアルミ樹脂複合サッシに「ない」窓種なので「あまり見かけない」ということになっているのだと思います。
ドレーキップはその構造が複雑なため、アルミサッシなどのような「細く、繊細」につくろうとするような窓では、その機構が枠の内部に納められません。
樹脂サッシはそもそも枠がそれなりにゴツイので、その複雑な機構が納められるという訳です。
(また木製サッシにもドレーキップはあります。)
ではこのドレーキップ(YKKではツーアクション)窓。
いかにも今発明されたようにも感じられるかもしれませんが、実はもう、数十年も前から存在していました。
当社での古い例では、もう20年近くにもなります。
過去にはこのようにブログでご紹介しておりました。↓
窓はドレーキップがオススメ
ところが、大手サッシメーカー各社はこのところ工場の生産体制を変えてきておりまして、樹脂サッシも各社新商品に変わりつつある状況です。
そのなかで、このドレーキップという窓種がなぜか新商品ではラインナップから外されてしまい、無くなりつつありました。
恐らく高額なサッシゆえ、大手の量販しているハウスメーカーなどではほとんど採用がないのでしょう。
市場原理ですから、ある程度は仕方ありません。
ですが私は、個人的にはこのドレーキップ窓は、四季のある日本ではとても有効であり、なんとか無くさないでほしいと切望して来ておりました。
おそらく他にもたくさん(と言っても市場としてはごくごく小さな声でしたのでしょうけど)同じような声はあったことでしょう。
私としては「ようやく…」感でいっぱいですが。。。
それでも、窓単体として見ればやはり高額な窓ではあります。
ご採用ご検討の際は、ぜひご商談の担当者さんと詳しくお打合せ頂ければと思います。
(「詳しく…」と言っても、ハウスメーカーの営業マンさんくらいでは見たことも触ったこともない方ばかりでしょうけども。^_^;ゞ)
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