ツーアクション窓
YKKのトリプルガラス樹脂サッシ「APW430」シリーズに、新たに「ツーアクション窓」が発売になりました。
福士蒼汰さんのTVCMも話題ですね。
http://www.ykkap.co.jp/apw/apw430/sp/
さて、この窓。
「ツーアクション」というのはYKK独自のネーミングでして、一般的には「ドレーキップ」と呼ばれるタイプの窓です。
「一般的には…」と言いましても、あまり見かけることは少ないかとも思います。
ドレーは内開き、キップは内倒し。
二つの開き方をするのでYKKでは「ツーアクション」というネーミングにした、ということです。
なぜ見かけることが少ないのか?なのですが…。
そもそもこのドレーキップという窓種は、アルミサッシやアルミ樹脂複合サッシには存在しません。
一般的なアルミサッシやアルミ樹脂複合サッシに「ない」窓種なので「あまり見かけない」ということになっているのだと思います。
ドレーキップはその構造が複雑なため、アルミサッシなどのような「細く、繊細」につくろうとするような窓では、その機構が枠の内部に納められません。
樹脂サッシはそもそも枠がそれなりにゴツイので、その複雑な機構が納められるという訳です。
(また木製サッシにもドレーキップはあります。)
ではこのドレーキップ(YKKではツーアクション)窓。
いかにも今発明されたようにも感じられるかもしれませんが、実はもう、数十年も前から存在していました。
当社での古い例では、もう20年近くにもなります。
過去にはこのようにブログでご紹介しておりました。↓
窓はドレーキップがオススメ
ところが、大手サッシメーカー各社はこのところ工場の生産体制を変えてきておりまして、樹脂サッシも各社新商品に変わりつつある状況です。
そのなかで、このドレーキップという窓種がなぜか新商品ではラインナップから外されてしまい、無くなりつつありました。
恐らく高額なサッシゆえ、大手の量販しているハウスメーカーなどではほとんど採用がないのでしょう。
市場原理ですから、ある程度は仕方ありません。
ですが私は、個人的にはこのドレーキップ窓は、四季のある日本ではとても有効であり、なんとか無くさないでほしいと切望して来ておりました。
おそらく他にもたくさん(と言っても市場としてはごくごく小さな声でしたのでしょうけど)同じような声はあったことでしょう。
私としては「ようやく…」感でいっぱいですが。。。
それでも、窓単体として見ればやはり高額な窓ではあります。
ご採用ご検討の際は、ぜひご商談の担当者さんと詳しくお打合せ頂ければと思います。
(「詳しく…」と言っても、ハウスメーカーの営業マンさんくらいでは見たことも触ったこともない方ばかりでしょうけども。^_^;ゞ)
ご来場ありがとうございました
11月14日(土)、15日(日)の2日間、富山市内にて開催しました「涼温な家」(SA-SHEの家)完成体感会へたくさんの方におこし頂き、 誠にありがとうございました。
今回は残念ながら気温が下がらず、「温度差のない家」の実際をご体感頂くことができない体感会となってしまいました…。(涙)
せっかくおこし頂きました皆さまには大変申し訳ございませんでした。
また雨ということもあって、当社のイベントとしてはとても条件の悪い2日間でしたが、それでもご近所の方々を中心に、また施主様のお人柄にもお支え頂いて、ほんとうにたくさんの方にお見え頂きました。
今回はあまり、本当の住み心地のほどがお伝えできない体感会となってしまいましたが、ぜひ今後もご注目くださいませ。
昨日の朝の様子を少しだけリポートします。
(温度計の上段は外気温、下段は室内の温度を示します。)
玄関ホール カウンター上(外気温センサ:西側玄関ポーチ)
ダイニング カウンター上(外気温センサ:北側窓外)
ということで、朝の9:00前でもすでに17、8℃という気温ですので、室内はもはやエアコンOFFで大丈夫な日でした。。。
そこで、先のブログでもご紹介したことの繰り返しで恐縮ですが、以下の過去の事例をご参照頂ければ幸いです。
去年の冬の体感会 2014.11/15、16開催(射水市)
一昨年の冬の体感会 2013.11/30、12/1開催(富山市)
去年、一昨年のこの時期は、もう10℃を下回る時期でしたのですね。
これで、今回の体感会のお宅はお引渡しとなりますが、他にも年内お引渡しのお宅はございます。
もしも、実際のお客様のお宅で、もう少し寒い時期を体感したい!というお声がございましたら、今月末あたりにはご体感可能となる現場もございますので、ぜひまたお問い合わせくださいませ。
週末は「涼温な家」完成体感会へ
今週末の11月14日(土)、15日(日)は「涼温な家」完成体感会へぜひお越しください。
会場へのご案内図は以下です。
今回のお宅は、市街地での建替えのお宅です。
南には3階建てのビルが隣接しており、南からの日照はほぼ期待できません。
そこでこの地に長くお住まいの施主様は、土地の特徴を生かす間取りとして、リビングなどの主室を北側に配置し、北からの採光をできるだけ確保することにされました。
温度差のない工法を生かし、お子さん方がお孫さんを連れて遊びに来ることに備えてオープンな間取りとしています。
近年、省エネ志向とも相まって住宅の高性能化が進み、小さな熱源でも家じゅう暖かいという家がごく当然になってきました。
「冬、暖かい」という家は、断熱性能を上げることとともに「隙間をなくす」という気密性能も上げることになります。
その結果、機械換気が必然となって来ます。
この機械換気は、高性能住宅で快適にお住まい頂くためにとても重要な設備なのですが、意外とメンテナンスに対して目を向けられていない事が多いようです。
せっかく手に入れられた高性能なお住まいでも、換気装置のメンテがなされないのでは、とても住み心地がいい状態にあるとは言えません。
私たち「いい家」をつくる会は、換気装置はもはや「設備」ではなく、「構造」の一部と考えています。
当社の体感会で、ぜひ改めてお考え頂ければと思います。
いい家をつくる会、セミナーにて
この消費低迷のご時世の中、それでも「いい家」をつくる会のメンバーさんはこうして元気に集まって来れるのも、他にはない、特徴的な「涼温な家」のおかげなんだろうなとつくづく思います。
よく、家づくりの場面では「百聞は一見にしかず。とにかく見にきて下さい!」というフレーズを耳にしますが、松井代表からは「この言葉には注意が必要です」というお話がありました。
それは、目から入る情報「視覚」というのは人間の感覚のうちでもっともだまされやすいのだ、ということです。
だから大手ハウスメーカーはきらびやかに飾り付けたり、デザインに走ったりとするのだと。
なるほど、これは分かりやすい。
でも…。
そうは言っても、昔からそのように言う訳で…。
そこで、その「一見にしかず」の別の表現を考えているのだそうで。
たしかに、私たちも日ごろから「展示場」ではなくて「体感ハウス」であったり、「内見会」ではなく「体感会」であったりと、無意識のうちに「見る」ということよりも「体感する」「感じる」という言葉を使っているようです。
これからは感性の時代。
性能や機能性、デザインももちろん大事な要素ではありますが、感覚的に受け付けない…ということが、とても重要な選択肢になってきそうです。
素敵なデザインではあるけども、どうも身体に合わない…
温度的に…あるいは風が…、どうもにおいが気になる…。
しかし、北新の家に来るとそれがなにも感じない。
なにも感じないということが、いかに難しいことか。
私たちは、それを知っています。
そして、それの実現に情熱をかけています。
ぜひまた来週末の体感会で、それを感じてみて頂きたいと思います。
涼温な家 完成体感会
11月14日(土)、15日(日)の2日間、富山市内にて「涼温な家」完成体感会を開催します。
このところ富山県内はおだやかな天気が続いておりましたが、昨日は急に冷え込みましたね。
会場をご提供いただくお施主様からも「寒ーい日になればいいね」とお言葉頂いております。
去年も、冬の体感会はちょうど同じ11月中ごろでした。
ご参考まで、以下のブログでは去年、一昨年の体感会当日の状況をリポートしています。
去年の冬の体感会 2014.11/15、16開催(射水市)
一昨年の冬の体感会 2013.11/30、12/1開催(富山市)
「いい家」づくりをお考えの皆さま、ぜひこの機会に足をお運びくださいませ。
詳しくはまた追ってご案内して参ります。
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