この夏は住み心地体感ハウスへ
当社は本日17日より通常営業を開始しております。
例年この時期は「厳しい暑さが続いています」と、毎年同じことを言っているように思います。
ですが今年は特に厳しく、全国的には40度を超えた地点も出てきて、例年以上に激しい暑さとなっています。
今日は一組様、体感ハウスをご案内させて頂きましたが、室内では外の暑さを忘れてお話しをさせて頂いていました。
先日のご来場者様からも、たしかに階段を上がっても温度の差がほとんど感じられない、とのお声を頂いております。
家の住み心地の違いは厳しい気候の時にこそよく分かります。
ぜひこの暑さの中で、たくさんの展示場をご見学頂き、それぞれがどんな住み心地なのかをご体感頂きたく思います。
当社の住み心地体感ハウスはご体感ご予約、随時受付中です。
https://hokusin-kk.co.jp/taikanhouse_concept.html
ご予約、お待ちしております。↑↑↑
夏季休暇のご案内
当社は誠に勝手ながら8月13日(木)~16日(日)の期間を夏期休暇とさせて頂きます。
ご迷惑をお掛けいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
今年は梅雨が長く、梅雨があけたかと思えば急激に暑い日となり、体調も崩しやすい毎日かと思います。
またコロナ禍のために、せっかくの休みでも外出がためらわれる日々です。
こんな時だからこそ、まず本を読もう!ということで、ぜひ「いい家」シリーズを開いてみてください。
そして当社の住み心地体感ハウスを訪れてみてください。
このところ、暑さが相当に厳しい状況ですので、体感ハウスの様子が気になって毎日のように見に行きます。
体感ハウスに到着し、外回りで雑草や落ち葉、クモの巣が気になればちょっと始末をするのですが、とたんに汗が噴き出してきます。
ですが作業を終えて中に入ると、その汗はさっと引いていきます。
そしてしばらく中で温度計を確認したり、どこか異常がないかと見て回っていると、ついさっきまで猛暑のなかにいたことはすっかり忘れてしまいます。
忘れてしまった後は、それが「当たり前」になってしまいます。
温度差がなくて快適とか、空気がきれいで気持ちいいとか、それは必ずしもキラキラと輝いたものではないかもしれません。
先日、ある写真家の方と話しをしていたところ「いや、他社さんの建物で撮影をしていると、それはもう大変ですよ。エアコンから離れた場所は暑いし、近づけば急激に冷えるし。北新さんの涼温な家での撮影はほんとに助かりますよ。」と。
私たちはこの、なんでもない日常をなんでもないように過ごして行ける環境をつくっていくことが、課せられた任務なのかなと思う瞬間でした。
ネツコウカンキ
先日のブログでは「全熱交換換気扇」のことをご紹介しました。
この換気扇は熱交換のできる換気、略して「熱交換気」が特徴でした。
さてここで、エアコンの世界で言う「熱交換器」という言葉とは違うということを整理しておきたいと思います。
エアコン本体の中には「熱交換器」という部品が入っています。
壁掛けエアコンなどで、フィルター掃除のときにフィルターを取り外すと見える、無数のフィン状の金属板がついた部品です。
この部品でエアコン配管の中を通ってきた冷媒の熱を、室内の空気に伝えて加温をしています。
換気扇の「熱交換気」、エアコンの「熱交換器」。
「気」と「器」が違うのですが、 換気扇は「熱交・換気」、エアコンは「熱・交換器」、と言うと分かりやすいでしょうか。
どちらも音が「ネツコウカンキ」ですもので、余計にややこしいのですが、とにかく換気の世界とエアコンの世界では指しているものが違うということです。
ご紹介まででした。(^^ゞ
全熱交換換気扇
私たちが「涼温な家」で使用している換気扇は「全熱交換型」の第1種換気扇です。
「全熱交換」はご存知でしょうか。
全熱とは、顕熱と潜熱です。
高校で物理を選択の方はご存知かと思いますが、簡単に言えば、顕熱とは温度で、潜熱とは湿度のことです。
全熱交換とは、この顕熱と潜熱(温度と湿度)を熱交換する、ということです。
「熱交換」はご存知でしょうか。
2つの物体が並んであって、両物体間に温度差があると、熱い物から冷たい物へと熱は移っていきます。
熱いお茶の入ったコップと、冷たい水の入ったコップを並べて置くと、しだいにお茶は冷めていき、水は温まっていきます。水とお茶が混ざったわけではなくても熱が移っていく、この現象が「熱交換」です。
この現象を利用した換気扇が「熱交換型換気扇」ということです。
換気扇の内部にある「熱交換素子」を給気と排気が通り抜けることで熱(温度と湿度)の受け渡しをするというものです。
以下は熱交換素子の実際と構造の模式図です。
さて、では「全熱交換」とわざわざ言うくらいですから、「全熱ではない」換気扇というものも存在するのだろうな、と思えてくるのですが、潜熱(湿度)は交換せずに顕熱(温度)だけ交換するタイプが「顕熱交換」型の換気扇です。
ですが、私たちが使用している換気扇のメーカー、パナソニックには顕熱交換型の機種はないそうです。
それは、わが国日本では顕熱交換型は必要ないとの考えからだということです。
例えば今のような梅雨の時期、室内は湿度が低く、室外は湿度が高いという状況下で、全熱交換であれば、湿度の高い外気と湿度が低い室内からの排気が換気扇の中ですれ違うことで、外気から排気に湿度が移り、自然と湿気が排出されることになります。
ですが、顕熱交換ですと、屋外の湿度の高い空気をそのまま室内に取り込むことになってしまいます。
また冬の時期は、全熱交換であれば、湿度を保っている室内の空気が排気されるときに、乾燥した外気とすれ違うことで湿度を回収することができるのですが、顕熱交換ですと湿度はどんどん排出し、屋外の乾燥した空気をどんどん室内に取り込んでしまうことになります。
こう見てきますと、日本の気候には全熱交換型の換気扇が相応しいことがお分かりいただけると思います。
これからの時代、冬暖かくて夏涼しい家をお求めになるのは必然かと思われますが、さらに一歩踏み込んで、24時間換気には何がいいのかをぜひご検討頂ければと思います。
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