換気経路について
8月11日に発出された「富山アラート」は、本日解除となりました。 とは言え、依然予断は許しません。
室内においてはますます「換気」や「空気の質」に注目が集まるものと考えられます。
ここで、改めて私たち「いい家」をつくる会が推奨するセンターダクト式換気の特徴をご紹介したいと思います。
そもそも通常、換気計画は「家の中で最も空気が汚れているのはトイレや洗面所である」という前提から始まります。
トイレや洗面所は「ダーティーゾーン」と呼ばれ、ここにに排気口が設けられます。
一方、リビングや各居室は「クリーンゾーン」と呼ばれます。
排気に見合う外からの空気は、第三種換気であればリビングや各居室の外周部の壁に設けられた複数の給気口から入ってきます。
すると空気はクリーンゾーンからダーティーゾーンへと流れることとなり、これを「換気経路」と言います。
もしこの家に2人兄弟のお子さんがいて、お兄ちゃんがインフルエンザで学校を休んでいて、部屋で激しく咳をしたらどうなるでしょう。
吐き出されたウイルスは換気経路にのって、廊下、トイレと流れていきます。
そこに弟くんが帰宅したら…。
このような空気の流れの家では、家族が感染する可能性は高まると考えられます。
センターダクト式は、トイレ、洗面所にも排気口は設けますが、各居室にも排気口を設けます。
これまで常識と考えられたクリーンゾーンに、しかも家の四隅のほうに排気口を設けます。
室内の空気を汚すのは他でもない「人」だったわけです。
汚れた空気は他室へ拡散させるのではなく、その場で排気する。
家の中心部から外周部に向けて、常に空気が流れることで、家じゅうに新鮮空気を届けられるセンターダクト式の換気方法。
家の空気質がますます問われるこの時代、換気方法についてぜひご検討頂ければと思います。
秋のモデルハウス販売会
期間は9月19日(土)~22日(火祝)、26(土)、27(日)の6日間。
これに、当社の住み心地体感ハウス「開モデル」も参加します。
明日9月18日(金)と25日(金)の北日本新聞朝刊に広告が出ます。
富山県内7棟のモデルハウスが参加。
事前のご来場予約でスイーツチケットご進呈。
詳しくは以下の画像クリック、公式サイトへどうぞ。
当社HPでは以下で「開モデル」の販売を紹介しています。
https://hokusin-kk.co.jp/taikanhouse_hiraki_sales.html
エコハウスのウソ2 発売
さっそくアマゾンで取り寄せました。
(第1弾の「エコハウスのウソ」については当ブログでもご紹介しておりました。
http://hokusin.blog.shinobi.jp/Date/20130216/)
エコハウスにまつわる「変わる常識」と「変わらない真実」を辛辣に述べておられます。
汚れた空気は健康とは無関係?換気をしたら寒くなる?といった話題は、私たち「いい家」をつくる会とも通じるお考えが感じられます。
新型コロナ問題で、感染拡大予防のために在宅勤務が増えました。
これまでは勤務先への通勤に便利な場所を、家を建てる敷地として選ぶことが多かったわけですが、そのために中心市街地を選び、狭い敷地でコンパクトな家を建てるより仕方なかった。
それは、せいぜい家は夜寝るだけだったからよかったかもしれませんが、これからは平日に家で仕事をする…、要するに日中の時間を家で過ごすことになる。
すると、それなりの広さや部屋数、快適さを求めることになる…。
平日の日中に家でエアコンなんてつけることがなかったものが、これからは日中、家でエアコンを使わなければならないことになる…。
すると光熱費がかさむ…。
これからはますます省エネで、しかも健康で、快適な家が求められるようになる…というのは時代の要請であるようにも思われます。
今まさに起きている社会情勢にも即した内容で、たくさんの図表や易しい言葉でとても分かりやすく書かれています。
現在、アマゾンの「住宅建築・家づくり」カテゴリーでランキング1位です。
コロナ禍の熱中症対策~エアコンは運転したまま窓開けて?
先日8月11日には富山アラートが発出されました。
今日、涼温な家にお住いのある奥様と連絡をとらせていただいたところ、「家に友だちが来ているとき、ソーシャルディスタンスはとりながらも、センターダクト換気で換気がなされているので安心でした」と。
そうなんです。センターダクト換気は、汚染源は発生箇所から排出するのです。
「給気口」は家の中心部で、「排気口」は家の外周部です。
各室から汚れた空気が他に伝わるような換気経路※ではありません。第3種換気とはココが違います。(3種換気は、各室から「給気」し、廊下を伝ってトイレなどの「排気」用ファンから排出されます。この空気の流れだと、もし子供さんが感染していたら、その空気は廊下を伝ってトイレに流れる、ということです。)
しかも、センターダクト式の涼温換気は、その流れにのって涼風や温風が各室に届けられるのです。
※「換気経路」については以下をご参照ください。
http://hokusin.blog.shinobi.jp/Date/20200919/
「エアコンをかけながら窓開け換気する」ということが、このコロナ禍での熱中症対策として必要だ、とも言われていますが、なかなか不合理なこととも思われます。
冷やしているのに、熱い外気を室内に入れるという…。
不合理の前に、そんな室内は快適ではありません。
子供の通う学校でも「エアコンをかけながら窓開け換気」が行われているようですが、「エアコンのすぐ近くの子はいいけど、離れた席だとたいへんだよ」とも。
夏ももう終盤という時期ではありますが、まだまだ暑い日が続きそうです。
この暑さの中、「涼温な家」をまだ未体験の方は、ぜひ住み心地体感ハウスにお越しになってみてください。
家づくりナビ2020 09-10号 発売
家づくりナビ2020年09-10号が発売になります。
巻頭特集は「家づくりの攻略法が分かる!わが家の家づくり性格診断」。
チャート式の設問にYES、NOで答えていくと、4つの性格に分類されます。
その性格ごとに家づくりの攻略法がまとめられています。
家づくりを考え始めたはいいが何から手をつけていいか分からない方、いろいろ見てきたけど結局何を優先したらいいのか分からなくなっている方、こういう見方・考えたもあるのかなと、ご参考頂けるかと思います。
第2特集は「朝のバタバタもう、もうイヤ 洗面でおたすけ!」
洗面所もけっこうご家族によってはご要望が変わる部分です。
朝のバタバタ解消のヒントがあるかも。
また、洗面まわりで最近多いのは、洗面と脱衣を分けるプラン。
脱衣室の中に洗面台を配置する「洗面脱衣室」だと、だれかがお風呂に入っている間は洗面台が使えなくなって不便…、というもの。
それで、洗面台は脱衣室の中ではなくて、共用スペースに置くということもままあります。
また、このところのコロナ禍を反映して、帰宅したらすぐ手を洗えるよう玄関付近に小さい手洗い器を設置する例も出てきています。
いろいろな例を参考に、ご家族なりのスタイルをご検討頂ければと思います。
当社の事例はP.320。介護用の天井走行リフトを設置したバリアフリーの家です。
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