愛犬と暮らす(2)お散歩動線
「家事動線」という言葉は、家づくりにおいてはごく一般的になって
きていますが、こちらのお宅では言うならば「お散歩動線」でしょうか。
ワンちゃんが複数いるお宅で、お散歩に出かけるときを考えてみますと
おそらく「両手にリードを持って」出かけることになりそうです。
庭から外へ出るときに、もしもリードが手から離れてしまったら…。
そこで、門扉は2重に設置しました。
人にとってはすこし煩わしいかもしれませんが、これで大事なワンちゃんを
不意の交通事故から守れそうです。
お散歩から帰ってくると、まずは足を洗ってあげられる設備。
ここにはペット水栓を設置。
シャワーもついて、しかもお湯も出ます。
(お湯の出る屋外水栓って、意外と珍しいのです。)
そして、お散歩の途中で拾ってきたウンチをすぐに流せる設備。
さらにはこの動線上に、体をしっかり洗ってあげられるドッグバスや
毛を乾かしてあげるトリミングテーブル、ドライヤー。
背丈の小さいワンちゃんを洗う、乾かすという作業を「しゃがんでやる」
のはとても大変で、大変だと「やらない」ということになりやすいものです。^_^;ゞ
だからこそ、やりやすい、快適な設備を機能的な位置に設置したいとのことで
このような計画になりました。
室内においては、「ワンちゃん室はリビングのすぐ脇にしたい」
これは施主様の大きなご要望でした。
犬は、意外とけっこうきれい好き。
汚れたトレイでは用を足しません。
犬用トイレは、とにかくいつも清潔にしておきたい。
そのためには、まず飼い主の目に入ること。
そして、汚れたシーツはすぐ近くで汚物を流して洗濯がしやすいように。
これらが全体として効率よく機能できるように、グルッとまわれる
回遊式の配置としました。
車庫との出入口や南の日当たりを生かす大きな窓、大きな蓄暖の設置場所など
家づくりでは考えることがたくさんあります。
ご見学で、ぜひご参考下さいませ。
週末はSA-SHEの家 体感見学会へ
ぜひ、おこしください。
(ちょど、入学式やお花見の時期でもございまして、イベント開催時期としては
たいへん申し訳ございません…)
詳しくは体感見学会に掲載しています。
今回のお宅は、4匹のワンちゃんと暮らす家。
施主様ご自身も、「富山でここまでやっている家はそうないでしょう」
とおっしゃるくらいです。
ワンちゃんとの生活をお考えの方、ぜひこの機会にご見学くださいませ。
(ワンちゃんとの生活をお考えでない方も、もちろんご見学下さい!)
家づくりナビ2012夏号、発売
今号の特集は、「30代、家が欲しい!」
―――結婚、子育て、同居…。そろそろ決断の時!?
人生の大きなターニングポイントを迎える30代。
子供も大きくなってきたし、そろそろ個室を…
消費税増税の話題も聞こえるし、資金計画ってどうなんだろう…
今号では、このような状況をおかかえの中、実際にマイホームを
建てられた「先輩の声」を特集されています。
当社の掲載されている事例の施主様もやっぱり30代。
『「いい家」が欲しい。』をお読みになり、こんなにいい家づくりがあるので
ぜひこの家に両親も住ませてあげたい!とのことで
お父様とのご協力もいただきながら、2世帯住宅を実現されました。
30代、住み心地にこだわった『「いい家」が欲しい。』とお思いいただけましたら
ぜひ当社の外断熱+新換気「SA-SHEの家」をご検討ください!
愛犬と暮らす(1)床
今回、見学会を開催しますこちらのお宅を手掛けさせて頂き、
ペットとともに暮らす家について、とても多くのことを学びました。
そのいくつかをご紹介してまいりたいと思います。
ワンちゃんとの共生住宅でまず考えたいのが「床」。
これが「すべる」ということが、ワンちゃんにとってとてもつらい思いを
させてしまいます。
ときどき、室内でワンちゃんを飼っていらっしゃるお宅へ行きますと
元気のいいワンちゃんが奥から走ってきて、勢いで止まれず、すべって
転がったりする姿を拝見します。コミカルな様子につい微笑んでしまいますが
実はワンちゃんにとっては、とても大きなダメージになっているようです。
骨、関節にトラブルをかかえるワンちゃんは意外と多く、日本では犬種に
よっては40%も関節炎を持っているとも言われるようです。
当初、施主K様は「リノリウム系の床材」をお考えでした。
私たちは一般的に「フロアタイル」と呼んでいる床材です。
フロアタイルは、硬質なビニールのようなイメージです。
色や柄も、テラコッタや大理石風、アジアンな籐のようなものなど
いろいろなものがあり、表面は硬くて強く、水にも強いということから
当社では水まわり、トイレや脱衣室では標準的に使用しています。
(当社体感ハウス トイレ と ユーティリティ の様子)
ワンちゃんのよだれやオシッコを考えると、表面が強いフロアタイルは
とても良さそうです。
しかも、表面もわりと凹凸のあるデザインもあり、ものによっては
滑り止めの効果も大いに期待できそうです。
ただ、見た目がどちらかというと石やタイルといった硬質なイメージの
デザインが多く、これをリビングやダイニングといった普段の生活ゾーン
にまで貼ることに対し、K様も「本当はインテリア的にはやわらかい
イメージのほうが…」とのことでした。
そこで、今回は「ペット対応フロア」をご検討いただきました。
ポイントは以下の3つ。
1.滑りにくいこと
2.メンテナンスしやすいこと(キズ、汚れに強い)
3.見た目がやわらかい印象(木の感じ)であること
ペットと暮らすことを目的として開発された床材で、これらの条件に
かなりの期待が持てそうです。
今回、この床材をご採用いただくにあたり、展示会で実際に飼って
いらっしゃるワンちゃんに歩いてもらったりして、お決め頂きました。
見学会で、ぜひこちらの床材もご覧いただければと思います。
「住み心地感想」ページ新設
トップページ、以下のボタンよりご覧になれます。
当社をお選び頂いた経緯や工事中の状況、そして実際にお住まい頂いたところでのご意見、ご感想を頂いております。
お客様の家づくりには、それはそれは様々な、たくさんの背景がありますね。
当社におこしいただく前に、数々のハウスメーカーさんともお話しを持たれた結果、当社をお選びいただいた方、
あるいは書店で『「いい家」が欲しい。』をお手にされ、「これしなかい!」と思っておこしいただく方、インターネットでさまざまな検討をなされた上でおこしいただく方…。
皆さまたいへんご熱心で、毎回、家づくりにかける大きな期待をズッシリと感じます。
私たちには、すでに外断熱を手掛けて13年、150棟にもなる実績をもとに、その皆さまの大きな期待にお応えする自信があります。
今後も、家づくりをお考えの皆さまにご参考となるたくさんの「住み心地感想」をリポートして参りたいと思います。
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