東京での「涼温換気」勉強会にて
東京のマツミハウジングで、新体感ハウスが完成したということで、これの見学会を兼ねた勉強会が開催されました。
松井会長からは、必須の換気、冷暖房設備(涼温換気)を構造の一部として設計・デザインするというポリシーの明確化が大事である、というお話しがありました。
どんなに優れたデザインで有名な設計の先生であっても、その先生が、換気や冷暖房設備をおそらく「構造の一部」として認識されている方は、ほとんどないのではないでしょうか。
これを「設備」として捉えるところから始まりますと、俄然、優先されるものではない、後回しにされるもの…ということになってしまいそうです。
私たち「いい家」をつくる会メンバーは、ここが大きく異なります。
住む人の住み心地を最優先に考えようとすれば、これが後回しになることは考えられません。
この判断が自然とできる私たちは、しっかりと本の精神が宿っているものと確信しました。
また、住宅においては省エネ、環境ということが、近年避けて通れない重要な課題となって来ています。
そんななか、マツミハウジングの新体感ハウスはあえて「太陽光発電を搭載しない」という選択をしました。それは、他でもない「見た目の環境に配慮した」ということ。
太陽光発電は、見た目的に素敵な視覚環境をつくるか?と問われれば、たしかにそうとは言い難い…。
地域のために、景観を犠牲にしてまで自社の体感ハウスに太陽光発電は搭載しないという選択。
涼温換気と全館空調との違いは何か?
それは、換気経路の逆転である。
生活臭など汚れた空気は発生源からすぐに排出する。
要介護のお年寄りがいらして、その介護臭が他室へ移動せずにその場で排出される。
お孫さんも遊びに来たがる家。
今回の勉強会で得たことを、また展開して参ります。
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