「いい家」ブログ すみここち

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型ガラスとすりガラス

窓ガラスには、透明ガラスの他に型ガラスとすりガラスがあります。
どちらも「窓の表面を加工して不透明にしたもの」ですね。
ではこれをどのように選び分けるか。

私たちはよく、水回りにこれらのガラスを使います。
トイレ、浴室、脱衣室などですね。
下の写真をご覧ください。


これは、当社事務所内にサンプルとして設置しているものです。
左がすりガラス、右が型ガラスです。
型ガラスはよく「カタガラス」と呼ばれますが、正式には「型板 (かたいた)ガラス」です。
ガラスの製造過程で、溶けたガラスが固まる前に凸凹の型板を当ててつくります。
この凸凹のために光が乱反射して、視線が透過しなくなり不透明なガラスとなります。
一方、すりガラスは出来上がったガラスにサンドブラストなどを当てて表面を荒らして
つくります。

さて、もう一度ガラスの写真に戻ります。

左のすりガラスと右の型ガラス。
ガラスの向こうには『「いい家」が欲しい。』が置いてあるのですが
すりガラスのほうが若干、向こうが見えにくいと思います。
裏から見ると、この通り同じ位置に置いてあります。


いかがでしょう?これで、すりガラスのほうが見えにくさの効果が高いことが
お分かり頂けると思います。
ところで、ガラスの単価としては、型ガラスは透明ガラスと同単価なのですが、
すりガラスは若干割高です。
すりガラスは、型ガラスに比べ見た目にも上品な感じがしますし、できれば
プライバシーの欲しいところは全てすりガラスにしたいところなのですが、
全体のコストアップにもなってしまいます。
そこで、特にプライバシーを優先したい浴室や脱衣室にはすりガラスを、
トイレや勝手口、クローゼットなど多少許せる部屋には型ガラスを、
というように、部屋の用途によって選び分けるのがオススメです。
廊下や階段室の窓というのも、ガラスを選ぶのには迷うところです。
型ガラスかすりガラスか…。
いやいやせっかく庭が見えるのだし、やっぱり透明でもいいんじゃないかな。
もしも「決めきれない」という場合には、とりあえず透明ガラスを選んでおいて
実際にお住まいされてから、やっぱりプライバシーが欲しかったなぁ…という
場合には、後でガラスフィルムを貼る、という方法も考えられます。

なかなかお分かりにくいガラスの特徴は、ぜひ当社事務所に展示している
実物でご確認くださいませ。

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