空気をきれいに保つ秘密(その3)
上質な換気は、その存在感を感じさせません。
いかにもそこで、ブンブンうなり音を上げて
「がんばって仕事しています!」ということでは困ります。
空気をきれいに保つ秘密(その3)は
「音が静かであること」です。
機械換気のもっとも安価な方法は
トイレや浴室、キッチンのレンジフードを24時間運転させて
利用する方法です。
ニオイや湿気が発生するこれらの室で、たいていの場合は何かしらの
排気型の換気扇が設置されることと思います。
これまで、これらは必要な時だけスイッチを入れて使われていました。
例えば、キッチンで調理すればレンジフードをONにする。
調理が終わればOFFにする。
これを、24時間換気に利用しよう!というのがそれです。
どっちみち設置する換気扇ですから、これを法が要求する24時間換気
に利用しようと考えるのは、コストダウンの観点からはとても有効
な考え方と思われます。
ですが、実際はどうでしょう?
例えば冬の雪が降りしきる寒い日に、家族でテレビを見ています。
「今日は特に冷えるねぇ」
「そうだねぇ。あれ?あのブーンって鳴ってるやつ、
あれのせいじゃないの?」
「とめちゃうか。テレビも聞こえにくいし…。」
こうなっては、せっかく高性能な、高断熱で高気密の家を建てた
としても、室内の空気がよくない家になってしまいます。。。
換気は、人知れず黙々と、しかし着実に仕事をしてくれるような
そんなシステムが理想的です。
(どこかのお父さんにもいらっしゃいそうです。*^-^*)
機械ばかりに頼ってもいけません。
間取りのプランニングも重要です。
音は、夜、静かになるとより感じやすくなります。
天井裏に設置する場合にも、できるだけ寝室の真上とならない
場所に計画する必要があります。
ハードとソフトと、よく吟味して選ぶことが重要ですね。
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