部屋干しグッズ
富山はもうすっかり雪の時期。
今年は早いですねぇ。
さて、富山の冬は、洗濯物はやっぱり部屋干しです。
今日は部屋干しグッズをいろいろ集めてみました。
まずは、ホシ姫サマ(パナソニック)
電動、手動、1本吊り、2本吊り…。
設置場所とご予算に応じていろいろラインナップがあります。
でもホシ姫サマは、ちょっと予算が高くついてしまうし、 もう少し簡易なものでいいんだけど…
そういう方にはこれ。
ホスクリーン(川口技研)
アパートなどでは最初から設置されているところもありますね。
これ、とてもうまくできていて、ポールをクイッとひねるだけで簡単に着脱できるんですね。
そして、もう少し見た目のデザイン的にもおしゃれなものがこちら。
エアフープ(ナスタ)
物干竿も同じデザインのものがありますので、ご一緒にどうぞ。
さらにこういうものも。
ブルックリンランドリール(マテリアルワールド)
オシャレで便利。
必要な時に引き出して、使わないときはスッキリ収納するという物干し用ベルト。
物干しワイヤーというものもありますが、洗濯物を何枚か吊るすと、重みで真ん中が下がって洗濯物が寄ってしまうんですよね。
ブルックリンランドリールはベルトに穴が空いていて、洗濯物のハンガーをこの穴に入れます。
ちなみにこれ、私の大学の同級生のプロデュースです。
便利なグッズに加えて、洗濯物に風を当てる工夫も。
ランドリー室の高い位置にコンセントを用意しておけばあとで扇風機をつけるのもラクです。
冬は室内が乾燥気味にもなりやすいですので、洗濯物の部屋干しは加湿器代わりにもなり効果的です。
便利なグッズとちょっとの工夫で、少しでも快適に…。
自然気化式加湿器
以前にもこのブログでご紹介いたしましたが
自然気化式の加湿器「ミスティーガーデン」。
器に水を入れて、紙状のフィルターを立てるだけ。
電気も使わず、フィルターが勝手に水を吸い上げて空気中に気化
させるというモノ。
とにかく簡単なのがイイです。
こんなふうに、ただ水を差すだけ。
観葉植物に水をやる感じ。
そして大きいものがこちら。
「ミスティツリー」。
水は上から注ぎます。
これ、センターダクト式のSA-SHEの家とは
またとても相性がいいと思います。
センターダクト前に置けば、24時間換気の風に常に
当たって加湿が促進され、その空気は部屋の隅々まで
行きわたります。
富山県内ではホームセンターなどで同じようなものが
売られていますし、ネットでもいろんなデザインの
ものが出ていますので、ぜひおためしを。
過乾燥のメカニズム
富山県内は先週まではわりと暖かでしたが、 昨日はグッと冷え込み
朝には雪も見られました。
いよいよ今年も暖房本格始動!
というところですが、やっぱり気になるのが過乾燥…。
「指の皮膚が割れちゃってねぇ(>_<)」なんていう奥様方のお声が
聞こえてきそうです。
さて今日はその「なぜ室内が乾燥状態になるのか?」を
少し「理屈で」見てみたいと思います。
皆さんは「湿り空気線図」をご存知でしょうか。
(↑グラフをクリックすると拡大されます)
高校で物理を学ばれた方ならご存知の方も多いでしょう。
横軸に温度、縦軸に絶対湿度があります。
相対湿度は右上がりの曲線です。
県内の今朝の気温は約5℃、 湿度は約90%でした。
湿り空気線図で見ると、①のところ。
まず横軸の温度で5℃の位置を見て、
そのまま上がって相対湿度90%との交点を見ます。
この空気、室内に入って、20℃に加温されるとしますと②の矢印。
なんと、湿度は35%になってしまいます。
「高気密高断熱住宅は乾燥しがちだ」とよく言われますが
これは物理現象でして、ごく当たり前のことなんです。
では、古い家であまり乾燥を感じないのはなぜなのでしょう?
それは、まずは「寒いから」だと考えられます。
もう一度、空気線図に戻ってみますと…
20℃35%のまま、仮に15℃まで戻ってみると、これだけで
湿度50%です。
次に、石油ストーブが考えられます。
これは、温かい空気を出しますが、同時に水分も出しています。
石油は、炭素(C)と水素(H)を含んでいます。
これが燃えると空気中の酸素と結びつき、
炭素は二酸化炭素(CO2)へ、水素は水(H2O)へ変化します。
新しい家では、とかくこの石油ストーブというものは
空気を汚すという理由で使わなくなってしまい、
新しい家で使われる暖房器具といえば、エアコン、床暖、蓄暖
といった、水蒸気を発生しない暖房器具ばかりなのでは
ないでしょうか。
加水される状況がないまま、温度だけが上がると
空気は乾いた状態になってくる、ということですね。
理屈を知って、加湿器とも上手に付き合っていきたいものです。
「いい家」をつくる会勉強会にて
松井代表からは、エコ住宅先進国として有名なイギリス、ドイツの事例紹介
がありました。
とにかく断熱性能は高く、窓においてはともすると4枚ガラスというものも
使われるような国。
多くがアルミ樹脂サッシを標準的に採用している我が国日本とは、住宅の
省エネに対する意識がケタ違いです。
しかし、こと「換気」においてはイギリスもドイツも意識が低いようです。
イギリスのある機関によって行われたアンケート調査では、1年以上
住んでいる居住者3000世帯のうち、換気扇のフィルターを管理している
お宅は5世帯しかなかった、とか。
イギリスでは室内の芳香剤が流行しているそうで、芳香剤の使い方が
上手な奥様こそが、素敵な奥様なんだとも。
いかに室内の空気環境がよくないか、ということを捉えた話題です。
松井代表がプレゼンした「センターダクト換気」方式に対しては、居住者
自らがフィルターを管理できることに、とても感心していたそうです。
世界に誇れる、このセンターダクト式の換気を備えた「いい家」を
ますます自信を持って、皆様にご提供して参ります。
準防火地域と樹脂サッシ
新規に土地取得をお考えの方で、特に「まちなか」をお考えの方はその土地が防火関係の地域指定がなされているか?ということはとても重要な条件となり得ます。
防火の地域指定には、「防火地域」と「準防火地域」があります。
このうち、富山市で言えば「防火地域」はごく中心街だけですので、一戸建ての住宅用地としてあるとすれば、ほぼ「準防火地域か?」を 確認することになるかと思われます。
さて、この準防火地域ですが。
この地域内ですと、私たちが推奨している「樹脂サッシ」が使えない…
ということになる場合があります。
厳密に言いますと、「延焼のおそれのある部分」では使えない、ということです。
この「延焼のおそれのある部分」とは、隣地境界線又は前面道路中心線から1階は3m以下、2階以上の場合は5m以下の距離にある部分のことをいいます。
「じゃ、この距離以上離れれば樹脂サッシは普通に使えるんだね」
と、もちろんそういうことではありますが、なかなか「まちなか」と呼ばれる地域では、敷地の広さも限られたものであることが多く、境界線から3mも5mも空けるということは現実的には難しいですね。
結果、「ほぼ使えない」ということになる…ということです。
一部、樹脂サッシの防火対応品を発売しているメーカーもあるにはありますが、窓種やサイズが限定されるなど、注意が必要です。
特に、窓と言えば代表的な窓種は「引違い」というものですが、この引違いのサッシは防火対応となっていないのが大半です。
防火対応のサッシは、小窓の場合に多い外開き、すべり出し、あるいはFIX(はめころし)といった窓種です。
引違いについてはどうなるかというと、「窓シャッター」と組み合わせることで 防火対応としているものがほとんどです。
準防火地域内で家を建てる場合は、「窓にはシャッターが付く」という姿がイメージされてくるかと思います。
また、ガラスは基本的には「網入りガラス」となります。
網入りガラスは一般ガラスよりも厚さが厚く、ペアガラスとした場合はその厚さ分だけ空気層が薄くなり、断熱性能が低下するということも考えられます。
なお、シャッターで防火対応としている引違いサッシは、網入りガラスにはする必要はありません。シャッターで防火になりますので。
ですが、そもそも防火サッシというのはまちなかのように混み入った地域で、隣家から出火した際に火が移らないために設置するものです。
ということは、窓シャッターで防火するものは、隣家が火災の際にはその窓を一度あけて、窓シャッターを自分で閉めなければならない…ということになるはずです。
燃え盛る隣家を前に、このような行動がはたして本当にできるのか…。
そして、最も問題なのが価格です。
防火仕様のサッシは、通常品の2倍からそれ以上となってしまいます。
家1件でいうと、サッシ工事は約100万円くらいにはなりますが、防火仕様となるとこれが200万円以上にはなる、ということです。
土地を買う時点で、不動産屋さんがそこまで教えてくれるかというと、まぁちょっとそこまでは期待できないかと思われますので、「まちなか」をご検討の方はぜひご注意くださいませ。
カレンダー
プロフィール
カテゴリー
最新記事
ブログ内検索
アーカイブ
アクセス解析